ハウスクリーニングを日々実践している現役のプロが技術を伝授致します。

豆知識

汚れを落とす基本

汚れを落とすには、知識や技術が必要です。
その基本は、「CHAT理論」です。
 Cは、ケミカル
    洗剤の濃度
 Hは、ヒート
    希釈後の洗剤の温度
 Aは、アジテーション
    パットやブラシなどで擦る
 Tは、タイム
    洗剤を塗布した後の時間
希釈する洗剤の濃度(C)や温度(H)を上げ、時間(T)をおき、汚れが付着した素材に適した道具を使用して汚れを除去(A)する。
特に、油汚れなどの漬け置きをする場合は、温度が優先で10度上がると洗浄力が2倍と言われています。
でも逆に、例えば洗剤が強い(phや濃度が高い)と塗装が落ちたり変色したり錆びたり・・・など問題が生じます。
汚れが付着している素材より硬い道具を使用すれば傷も付きます。

汚れを落とすキーワード

それは、「中和」です。
油汚れは「酸性」です。
なので、アルカリ洗剤を使用すると「中和」され、汚れを落とす事が出来ます。
また、その逆で石鹸カスは「アルカリ性」です。
アルカリ性の汚れを落とすには、次の3つの方法があります。
1.苛性ソーダなどの危険な強アルカリ洗剤を使用する。
2.塩酸などの危険な強酸性洗剤を使用する。
3.クエン酸など安全な酸性洗剤で中和させてから、重曹など安全なアルカリ洗浄剤を使用する。
安全性を考慮し、3の方法を推奨します。
アルカリ汚れは、酸性洗剤を使用すると「中和」されます。
中和すると「中性」になります。
中性になるとアルカリ洗浄剤で汚れが落ちやすくなります。
また、アルカリ性の汚れは、強い酸性洗剤で落す事は可能ですが、酸性の状態のままにすると「サビなど」の原因になります。
なので、最終的に中性または弱アルカリ性にする必要があり、水またはお湯で良く洗い流すか「アルカリ洗剤」で「中和」させる必要があります。

キレイを保つには【重要】

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